千羽鶴

千羽鶴は、平和の象徴、長寿の象徴としてとても有名な、日本でもよく知られている縁起担ぎの1つです。 多くの時間をかけておられた千羽鶴は、贈られた人に希望と活力を与えることができます。 更に、千羽鶴はすべての鶴を折るのにとても手間暇のかかるものでもありますから、それだけ千羽鶴には人の思いがこもりやすく、人に気持ちを伝えるにはもってこいのアイテムとも言えます。

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千羽鶴の作り方(仕上げのみ)

千羽鶴は、ただ鶴を折ればいいというわけではありません。 鶴を折った後に、その折りあげた鶴を糸に通して纏め上げなければなりません。 千羽鶴に使用する鶴の作り方は、千羽鶴の作成キットや、折り紙を買ったときの説明書などに書いていることが多いので、あえて鶴の作り方についての説明はいたしませんが、千羽鶴に糸を通して行う千羽鶴の仕上げ、作り方について説明します。

千羽鶴作りに重要なもの

まず、丈夫な糸またはテグスを使って千羽鶴を纏め上げます。 丈夫なものを使わないと、吊り上げている間に鶴の重さで糸が切れてしまうことがあり、最悪の場合には、すべての千羽鶴が落ちてしまうこともあります。 そうなっては大変縁起が悪いですから、できるだけこのようなことが起きないように、丈夫な糸やテグスを使用してください。

鶴を繋げていく

次に、糸の最後の部分に、糸を通した鶴が落ちないようにビーズを結びつけて、針を使って折った鶴を自分の好みの配色、順番で糸に通していきます。 好きな色を自由に配色していく方法、グラデーションをかけて吊るしていく方法、また、一色だけを折っていくという方法もあります。 その一色だけという場合には、千羽鶴全体を一色で折り上げる方法や、千羽鶴を構成する千羽鶴の一本を一色だけにするという方法があります。 一般的には、グラデーションをかけて構成することが多いです。 因みに、千羽鶴を構成する一本の糸には50羽通すため、全部で50羽の組を20本造ることになります。 50羽すべてを糸に通すと、およそ80cmを必要となります。 まとめるために必要なスペースをおよそ30cmほどとすると、糸は1つにつき約110cm(1.1m)必要となります。

千羽鶴の仕上げ

20本すべてを完成させたら、あとは50羽をつなげた20本をつなげて完成です。 お好みで、一箇所だけ49羽にして、一番上の部分に大きな鶴を飾ったり、鶴以外の折り紙を飾ったりするのも面白いかと思います。

余談・お見舞いに持って行く千羽鶴の意味

千羽鶴といわれるとどうしても1000羽すべてを折らなくてはならない気がしますが、そういうわけでもなく、700羽でも千羽鶴として飾られるときがあります。 主にこの場合は、病院にお見舞いの品として使うことが多く、その理由は「治る」にかけているからだといいます。 もし、病院に千羽鶴を作っていく場合には、1000羽の千羽鶴よりも700羽の千羽鶴の方が、ご利益があるかもしれません。

千羽鶴のお見舞いの礼儀と意味合い

『お見舞いに花や植物を贈ってはいけない。特に、菊や百合は駄目』という風に、お見舞いなどには、日本ならではの多くの縁起の問題があります。 もちろん、千羽鶴にもやっていいことと、やってはいけないことがあります。 普段ならば特に問題のないことも駄目だったりしますので、一度目を通してください。

折り鶴の頭は折るべき?■■■■■

A.見た目が悪いから折るべきだという意見と、頭、首を折るという意味になるので縁起が悪いので折るべきではないとの意見に分かれています。 ですので、病気の回復を願うお見舞いには頭を折らずに繋げて、それ以外の合格祈願などの願掛けの場合には、頭を折るといいかと思います。

千羽鶴に黒い折紙を使ってはだめ?■■■■■

A.基本的に、千羽鶴はどんな紙でも、どんな色でも折り鶴にして千羽鶴として贈っても問題ありません。 ですが、黒はグラデーションにしたときに色のバランスがとりづらいなどのことがあるので、あまり好まれては使用されません。 また、ある意味問題ないのですが、白と黒の2色だけの千羽鶴を病院などに送るのは、弔事を連想させたり中々悪趣味なのでやめた方がいいでしょう。

通販で殆ど折り終わった千羽鶴が売っているけど…■■■■■

A.千羽鶴はあくまで贈る側の気持ちが問題です。 全部自分で織り上げたとしても、まったく感情を籠めずに、寧ろ「面倒だ」と思いながら折るくらいだったら、相手を思っている人が買った千羽鶴を贈る方がよっぽど意義があると思います。 この販売されている千羽鶴も、折っているのは機械ではなく人間です。 機械が作ったものを贈るわけではありませんし、すべて他人の手で折るわけでもないので、特に出来合いの千羽鶴に対してマイナスなイメージを持つ必要はないかと思います。

千羽鶴の始まり

千羽鶴が大量に飾られている場所として有名な場所といえば、広島の原爆の子の像などでしょう。 原爆の子の像のモデルとなっている佐々木禎子さんが自分の延命を願って折ったことから千羽鶴は始まっています。
佐々木禎子さんが折鶴を折り始めたのは1955年の8月のことでした。名古屋の高校生のお土産として折り鶴が贈られたことから折り始めたそうです。 元々、折り鶴には願掛けの意味が籠められており、佐々木禎子さんが始めた折り鶴は、多くの入院患者に伝わり、早く元気なれるようにと願をかけながら佐々木禎子さんや多くの入院患者達は折り鶴を折ったそうです。 そして同年の8月の下旬にはすでに1000羽の鶴を折っていたそうです。

千羽鶴の規定サイズ

毎年多くの千羽鶴が広島県の原爆の子の像に贈られてきますが、この原爆の子の像に送れる千羽鶴には実は規定があるのです。 ですが、特別難しい規定があるわけではなく、ただ折り鶴ブースの広さに限界があるのです。 規定のサイズ内に収まる千羽鶴でなければ展示出来ないということはないのかもしれませんが、大きすぎると迷惑になることは確かです。 では、その規定のサイズはというと、長さ150cm(1.5m)以内、幅25cm以内の千羽鶴となっています。 このサイズは、千羽鶴の平均的なサイズのようです。 何事も大きければいいというわけではありませんから、無理をして大きなサイズにはせず、決められたサイズ内で収まる千羽鶴を平和のために作っていただくのが良いかと思います。

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